2021年06月30日

さよならペッパーくん





 あの有名なロボット、ペッパーくんが、生産停止されるそうです。

 人型ロボ「ペッパー」生産が一時停止(朝日新聞)

 まだ生産が完全に修了されるわけではありませんが、一時代が終わった感がありますね。私はこの子には思い出がありまして。

 医療事務の仕事の面接に行った時、受けた会社の受付に、ペッパーくんがドーンと構えていました。隣に呼び出しベルがついていまして、

「御用の方は、呼び鈴を押してください」

 と、張り紙があります。面接で大変、緊張していた私は、いきなり呼び鈴を押す勇気がなくて、そのままペッパー君の横で、ぶつぶつ受付の練習をしていたんですね。

 「本日、面接のお約束を頂いております、春香、と申します。どうぞよろしくお願い足します。ぶつぶつ・・・」

 そしたら、いきなり、ペッパーくんが、ぐりっと顔を動かしたんですよ!多分、私の声に反応したんでしょうね。ビックリしました!
と、同時に、ペッパーくんの後ろから、受付の方が・・・。

 「ご丁寧に、受付のペッパーにご挨拶いただきまして、ありがとうございます」

 聞かれてた(*ノωノ)

 意外と、受付の衝立が薄かったみたいです。呼び鈴も押さずに、ぶつぶつ受付の練習をする私は、滑稽だったでしょうね。照れますわ(笑)
 ちなみに、この面接には無事、合格いたしました☆

 ペッパーくん、あの時はありがとね(´▽`*)





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posted by 春香 at 17:07| Comment(0) | 生活雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月28日

ふたりにひとりはガンになります





 「ふたりにひとりはガンになります」

 最近、よく聞く言葉ですよね。特に生保業界にいたりすると、これはセールス文句のひとつだったりします。今は、がん検診で早期発見ができるようになっていますので、小さいがんの発見も含めて、ふたりにひとり、実に罹患率は50%になります。

 若年性のがん闘病の男性、抗がん剤治療前に精子保存し子ども授かる(神戸新聞NEXT)
 
 上記は今朝の、神戸新聞の記事です。若い方にもがんの患者さんが増えています。もちろん、増えているのは小さながんがわかるようになったこともあるのですが、やはり、命を落とす方もいます。

 記事の男性は、余命が限られた状況で、奥様と相談されて、体外受精で赤ちゃんを授かりました。記事は「妊孕制の温存」(にんようせいのおんぞん)・・・病気で妊娠できなくなることを考えて、女性なら卵子、男性なら精子を冷凍保存しておきましょう・・・のお話です。

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 この記事を見て、最近、私の周りにはがんに罹る方が増えたなと、漠然と思いました。つい最近、お客様ががんで亡くなりました。70代の女性で、すい臓がんだったのですが、最初の症状は「胃がもたれる」だったそうです。近所の内科のクリニックで長期間胃薬を処方され、どうしても胃の不調が取れないので、胃の病気ではないかと思ったそうで、お医者さまに勧められた胃カメラでがんが見つかりました。

 見つかった時には、すでに手遅れで、余命1年の宣告を受け、抗がん剤の治療を経て、1年半ほどで亡くなりました。今は、本人にはっきり余命宣告することが多いそうですね。昔は家族がひた隠しにしたものですが、この方は、宣告を受けてからも、サバサバとして強かったです。がんは交通事故などでいきなり死ぬのとは違い、自分が死ぬ時期がわかるから、きちんと準備が出来て「いい病気だ」とおっしゃっておいででした。





 かと思うと、私の従弟などは、レベル4の脳腫瘍で、ガンマナイフの手術を受け、治験を勧められ、時々抗がん剤治療をしながら、普通に仕事をしています。一時期はもうだめだと言われたのですが、抗がん剤の副作用でしんどい時期を除けば、本人曰く「なんともない」そうです。

 同じレベル4の末期がんで、この差はなんでしょうか。とても不思議です。私がもし、どこかのがんになったら、助かる方か、助からない方か。余命宣告をされる方だとしたら、こんなにサバサバしていられるのか。いろいろ考えてしまいますね。

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 ところで、最近、がんの治療も色々最新のものが出てきています。従弟は治験が採用されましたから、治療費が必要ありませんでしたが、自分で最新の治療をしてもらおうとなると、高額の治療費が必要となります。陽子線や重粒子線といった先進医療を受ける場合は、即金で300万程度かかりますから、ぜひ、ご加入のがん保険、医療保険に、先進医療特約を付けておくことをお勧めします。

 また、標準治療(手術、放射線、抗がん剤)以外の、最新治療をしてもらう場合は、セカンドオピニオンなどを積極的に利用されるといいですよ。がん治療法の相談に乗ってくれる会社などもあるそうです。興味のある方は、一度、調べてみて下さいね。





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posted by 春香 at 20:11| Comment(0) | 生活雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月26日

立花さんの死生観(文春オンラインの記事より)





 みなさんは、ご自身が死ぬときのことを、考えていますか?

 今朝の文春オンラインの記事に、先日亡くなった知の巨人こと、立花隆さんの言葉が載っていました。

「数年以内に君たちは人生最大の失敗をする」(文春オンライン)

『二十歳の君へ』立花隆著
(『二十歳の君へ』は2011年のベストセラーです。古い本なので、Amazonや楽天ブックスにも置いていません。
 文芸春秋BOOKSに書店の在庫を調べるリンクがありますので、そこから調べたらいいかもしれません。)

 この記事は、20歳前後の大学生に向けて、東大のゼミ生に向けて、最終講義で語られた言葉を紹介しています。前半は、20代頃につまづきそうな「人生の間違い」について、先輩からの助言として語られているのですが、私が注目したのは、立花さんの死生観が語られた、後半の部分です。

 立花さんは、20代、30代はその時を生きるのに必死で、40代、50代になって、今までの人生を見返す余裕が出来た。そして、60代ではこれからも人生が続いていくような気がしたが、70代では、もう漠然とした死の光景しか見えない、と語っています。まるで80歳でお亡くなりになることを、予言していたかのようなくだりですね。

 これにもびっくりですが、腎臓病を患っているお母さまが、透析を拒否している様子も語られています。素人目に見ると、「透析をすれば、もっと命が長らえるのに、もったいないな」と感じてしまうのですね。もちろん、透析をしている方の中には、その治療が合わず、大変苦しい思いをしている方もいるそうなので、一概には言えませんが。お母さまは「機械につながれる」ことを大変、お嫌いになっているようです。





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 人の命とはなんでしょう。「機械につながれてまで生きたくない」とみなさんも思われますか?

 理解できないことはありません。ただ、医療を一度も受けないで、病院に一度もかかったこともなく、全く健康なまま、年齢を重ねている人は、そう多くはないのではないでしょうか。日本は皆保険制度もあり、医療費が安いですから、余計そうなのですが、医療費がかなり高価なアメリカなどの諸外国でも、また、医療費が払えない貧しい方でも、薬局で手軽に購入できる市販薬ならお世話になったのではないでしょうか。

 要は、どこで線を引くか、ですね。例えば、食事が出来なくなったお年寄りに、胃瘻を施すかどうか、また、呼吸困難になった方に、人工呼吸器をつけるかどうか、生死の選択をする場面は、たくさんあります。

 うちの祖父は、人工呼吸器を付けなければ自発呼吸はできない、とお医者様に宣言されて、家族会議の結果、そのまま自然死を選ぶことになりました。今でも思いますよ。宣言通り、あっけなく息を引き取ったおじいちゃんは、人工呼吸器をつけていたら、もっと生きられたのではないか。いや、ただ、生きているだけで、人間の尊厳はなかっただろうから、これでよかったのではないか。正解はわかりません。大体、その時が来ても、本人に確認などできないのですから。

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 もしかしたら、ご自身が「待ったなし」の状況に陥った時に、どうしてほしいのか。機械のお世話になっても、生きていたいのか。自然死を選ぶのか。意思をはっきり残しておくといいかもしれません。でもね、元気な時にいくら真剣に想像しておいても、やっぱり、「その時」が来たら、迷いますよね。だって、経験したことがないのですから。

 立花さんのお母様は、カトリックの信仰をお持ちなので、死を怖がっておられないとのこと。少し、特殊なケースかもしれません。普通は怖いです。なんとしてでも生き延びようとする方が、動物としての本能に則っていると思います。

 みなさんはいかがですか?避けられない死を目前にして、毅然としていられるでしょうか?いろいろと考えさせられる記事でした。





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posted by 春香 at 14:57| Comment(0) | 生活雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする