「ふたりにひとりはガンになります」
最近、よく聞く言葉ですよね。特に生保業界にいたりすると、これはセールス文句のひとつだったりします。今は、がん検診で早期発見ができるようになっていますので、小さいがんの発見も含めて、ふたりにひとり、実に罹患率は50%になります。
若年性のがん闘病の男性、抗がん剤治療前に精子保存し子ども授かる(神戸新聞NEXT)
上記は今朝の、神戸新聞の記事です。若い方にもがんの患者さんが増えています。もちろん、増えているのは小さながんがわかるようになったこともあるのですが、やはり、命を落とす方もいます。
記事の男性は、余命が限られた状況で、奥様と相談されて、体外受精で赤ちゃんを授かりました。記事は「妊孕制の温存」(にんようせいのおんぞん)・・・病気で妊娠できなくなることを考えて、女性なら卵子、男性なら精子を冷凍保存しておきましょう・・・のお話です。
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この記事を見て、最近、私の周りにはがんに罹る方が増えたなと、漠然と思いました。つい最近、お客様ががんで亡くなりました。70代の女性で、すい臓がんだったのですが、最初の症状は「胃がもたれる」だったそうです。近所の内科のクリニックで長期間胃薬を処方され、どうしても胃の不調が取れないので、胃の病気ではないかと思ったそうで、お医者さまに勧められた胃カメラでがんが見つかりました。
見つかった時には、すでに手遅れで、余命1年の宣告を受け、抗がん剤の治療を経て、1年半ほどで亡くなりました。今は、本人にはっきり余命宣告することが多いそうですね。昔は家族がひた隠しにしたものですが、この方は、宣告を受けてからも、サバサバとして強かったです。がんは交通事故などでいきなり死ぬのとは違い、自分が死ぬ時期がわかるから、きちんと準備が出来て「いい病気だ」とおっしゃっておいででした。
かと思うと、私の従弟などは、レベル4の脳腫瘍で、ガンマナイフの手術を受け、治験を勧められ、時々抗がん剤治療をしながら、普通に仕事をしています。一時期はもうだめだと言われたのですが、抗がん剤の副作用でしんどい時期を除けば、本人曰く「なんともない」そうです。
同じレベル4の末期がんで、この差はなんでしょうか。とても不思議です。私がもし、どこかのがんになったら、助かる方か、助からない方か。余命宣告をされる方だとしたら、こんなにサバサバしていられるのか。いろいろ考えてしまいますね。
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ところで、最近、がんの治療も色々最新のものが出てきています。従弟は治験が採用されましたから、治療費が必要ありませんでしたが、自分で最新の治療をしてもらおうとなると、高額の治療費が必要となります。陽子線や重粒子線といった先進医療を受ける場合は、即金で300万程度かかりますから、ぜひ、ご加入のがん保険、医療保険に、先進医療特約を付けておくことをお勧めします。
また、標準治療(手術、放射線、抗がん剤)以外の、最新治療をしてもらう場合は、セカンドオピニオンなどを積極的に利用されるといいですよ。がん治療法の相談に乗ってくれる会社などもあるそうです。興味のある方は、一度、調べてみて下さいね。
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